0053

島多訥郎

(しまだとつろう)

明治31年(一八九八)〜昭和58年(一九八三)明治31年栃木県に生れ、同地で没。

はじめ文学を志ざして早稲田大学文学部に入学したが、大正8年中退して郷倉千靭の門に入った。同13年第11回院展初入選、昭和29年第39回院展でふたたび連続して奨励賞を受賞。昭和32年第42回院展日本美術院賞を受け、同人に推挙された。さらに同44年第54回院展で文部大臣賞を受賞。自由な発想と図式化された抽象的作品は、原色に近い明るい色彩で描かれている。代表作には「森と兎」(栃木県会館)などがある。