屋号「りーち」について

先 代 か ら 二 代 目 へ


先代廣岡利一は明治44年10月31日、大阪の西区北堀江にて生まれる。
大阪府立生野中学校を卒業し、大阪美術学校洋画部を卒業するが絵の世界では食べて行くことが出来ず、昭和8年4月神戸の北長狭通(穴門筋)にて、文学、美術書の専門店彩文堂を開業する。
昭和16年12月に阪急百貨店、梅田書房の故山内金三郎社長に任入責任者として招かれ勤務する。その間、妻 寿多子が彩文堂を経営するが、戦争が烈しくなり昭和20年休業する。
昭和25年山内金三郎社長の許可を得て退社。同年9月に大阪北区 曾根崎にて「リーチ」を開業する。
店名は、陶芸家 富本憲吉先生からご紹介頂いた、
英国人陶芸家バーナード・リーチ先生に命名してもらう。

昭和26年 目録 第1号「りーち」を出版
昭和34年 6月、都市開発の為 北区神明町31(現 西天満4丁目に移転、再開店する。)
昭和49年 11月、阪急百貨店 書籍売場に特選古書売場を設け、廣岡倭(次男)が担当する。
昭和50年 阪急古書のまち開店に支店として開業する。
平成17年 11月、店名「りーち」から「株式会社リーチアート」へ。


もともと、古美術商での修業を終えて、りーちでは古美術の担当をしておりました
廣岡功へ、廣岡倭より受け継がれていく。
(この年は折しも、阪急古書のまち30周年にあたります)